zineの世界

zine(ジン)の存在を知ったのはアメリカにいた19歳の頃。

映画監督を目指す友人が定期的にzineを制作し販売していて、ネタが足りない時は寄稿したりもした。

彼女に出会わなければ一生知らなかったであろうzine。

zineとは、個人や小さなグループが自主制作で作成する少部数の出版物のこと。

名前の由来はMagazine(マガジン)の省略形。20世紀半ば、特にサブカルチャーやファン活動の中で、個人や小さなコミュニティが作る自主制作の冊子や印刷物に「zine」という言葉が使われ始めたらしい。

日本語だと同人誌が1番近いかもしれない。でも同人誌よりzineの方がカッコイイからzineと呼んでおこう。

zineの起源は、1930年代のSFファンが自分たちの作品を共有するファンジン(fanzine)。その後、1970年代にはパンクムーブメントの中で再び注目され、特に1990年代から2000年代にかけて、インディーズ文化やDIY精神とともに拡大。

現在ではデジタルプラットフォームを活用したzineも増えていてるものの、紙媒体のzineも根強く人気。

製作者の好きが詰め込まれたzineはまさに偏愛の具現化。芸術品と呼べるほど完成度が高い作品もあれば、なんじゃこりゃと意味不明なものもある。それが良い。

と言っても、普通に生活していてzineが視界の中に入ることはない。zineを制作している人に出会うか、zineを取り扱っているマニアックな本屋に入らない限りは。

おそらくオンラインで最も多くのzineを扱っているのは『Etsy』

zineを扱っている最も美しい本屋は『Libreria Acqua Alta』

どの国にもzineを扱う小さな本屋さんはあるので、偏愛に溢れたクリエイティブに触れたい方はぜひ🦉

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