モーリー

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モーリー物語 #10

怪我は順調に回復しているものの、オーストリアのチームは退団扱いになった。所属チームがないので、ドイツに戻ってリハビリとトレーニングを続けながら、エージェントにチーム探しをお願いし、声がかかるのを待つ。先がどうなるか全く見えない状況でただトレ...
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モーリー物語 #9

さぁ、次のチームはオーストリア4部だ。空港でご飯も食べれた。モンテネグロに比べたら全てが清潔で美しい。スタジアムもウエイトルームも完備、ユニフォームも支給されるチーム。お給料もしっかりもらえて、グラウンドに牛の糞も転がっていない。モンテネグ...
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モーリー物語 #8

モンテネグロはサッカー環境もすごかった。チームから与えられたユニフォームはボロボロで、練習中の水は飲んじゃいけない色の水をホースから直で飲む。グラウンドには牛が歩いてるから避けなきゃいけないし、足元には牛のフンが落ちてるから踏まないようにし...
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モーリー物語 #7

今回の不法滞在は留学エージェント側のミスということもあり、死に物狂いでヨーロッパ以外のチームを探してくれた。しかしシーズン開幕直前にすぐチームが見つかるわけもなく、まずは受け入れてくれる国と家が決まったと連絡が来た。「見つかったよ、モンテネ...
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モーリー物語 #6

海外で働くにはビザが必要で、定期的に更新が必要になる。もちろんサッカー選手もビザが必要なため、シーズン開始前にビザの更新のためドイツ人スタッフと共に外国人局へと出向く。ドイツ語がほぼわからないので、こういう難しい事務手続きはドイツ人スタッフ...
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モーリー物語 #5

不安な気持ちもドイツに着けばどこへやら。フランクフルト国際空港に機体が着陸すると同時に、もう後戻りはできないぞと腹が決まる。ドイツの空港には、現地チームとの交渉などを行なってくれた留学エージェントの日本人コーディネーターが迎えに来てくれた。...
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モーリー物語 #4

海外に行くことを家族に相談すると、じいちゃん以外はみんな賛成してくれた。じいちゃんは相変わらず安定を求めるから、とりあえず大学を卒業した方がいいんじゃないか?と言ってくれたけど、「1年休学して、ダメだったら大学に戻る」と決めたら納得してくれ...
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モーリー物語 #3

母親の愛情のお陰か、父親の涙のお陰か、佐賀に戻ると急に成長期が訪れ、そこから1年半で身長が20cmも伸びた。いや、もしかしたら監督のお陰かもしれない。寮での食事はご飯を3杯食べるまで部屋に戻れない。監督はいつも最後の1人が食べ終わるまで選手...
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モーリー物語 #2

地域にはクラブチームがなかったから、みんな中学校のサッカー部に入った。全国に行ったメンバーがそのまま同じチームに入ったからそりゃ強い。だけど部活はあくまで部活。みんながプロを目指すわけじゃない。中学生になれば彼女もできるし遊びも覚える。自分...
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モーリー物語 #1

1992年2月29日。バブル経済の終焉と共にモーリー爆誕。横浜の百貨店で働く両親の元に生まれたモーリーはモリモリと元気に成長。モーリーが3歳の頃、父が実家のお店を継ぐことになり家族で和歌山県新宮市へ引っ越すことになる。これまでのビルに囲まれ...