
人間は社会性の生き物だから、一人の力は大したことができない。
多くの人が協力することで初めて大きな成果を上げることができる。
しかし人が増えれば増えるほど組織のチームワークはバラバラになりやすく、成果を上げるどころかチームの維持すら難しくなることがある。
一致団結して成果を上げるチームと、バラバラになるチーム。
その違いは視線にある。
例えば10人で一緒に100mを走るとして、成果を上げるチームは全員がゴールを見据え、最速で走り切ることだけを考え真っ直ぐ走る。
しかしバラバラになるチームは、「隣の人の肘が当たるんじゃないか」、「誰かがわざと遅く走るんじゃないか」など、ゴールではなく仲間の方を見ながら走る。
お互いを監視しながら早く走れるわけがない。前を見ていないからスピードも出ないし、ちょっとした段差にもつまづく。会社組織でも、スポーツチームでも、バラバラになるチームが抱える問題は大体これである。
つまり前提となる信頼関係の構築と目的の共有をしないと、どんなに崇高な目標を掲げてもチームは機能しない。
リーダーの役割はチーム全員の視線を合わせること。自分が先頭に立って引っ張る場合もあれば、後ろから背中を押すような場合もある。リーダーの形に絶対的な正解は存在しない。
それではチーム全員の視線を合わせるためにリーダーは何をすれば良いのか。
理解する、信じる、感謝する。
この3つを徹底する。
まずは仲間を理解する。100%の理解は難しくても、相手を理解することを諦めてはいけない。理解しようという姿勢は相手に伝わる。相手に自分を理解してもらおうと思ってはいけない。自分が相手を理解すれば、相手は自分を理解してくれる。
次に仲間を信じる。仲間を疑ってはいけない。相手を信じて、なるべく大きな役割、大きな判断を任せる。人は失敗するし間違える。その人を信じる人が増えれば、成功確率は上がる。リーダーは仲間の最初の信者になるべきである。
最後に感謝。仲間の存在に感謝する。挑戦に感謝する。成果に感謝する。リーダーができる感謝は言葉とお金のみ。出し惜しみすることなく、1000%の感謝を伝える。
どれだけ大きな組織になっても、リーダーの姿勢はそのままチームの基本姿勢となる。リーダーの在り方は自然と伝播していき、長い時間をかけて組織の文化として根付いていく。
理解し、信じて、感謝する。
これができるリーダーが率いる組織は、メンバー全員の視線がゴールの一点に集中し、仲間を信じて気持ちよく走ることができる🦉


コメント