【リスナー】知的好奇心太郎
【お便り内容】知るってどういうことでしょう?
知るとはどういうことか。イイですね、なんだか深い問いですね。
知らないことが増えることじゃないかと思います。
『知る』って聞くと、知識が増えるとか、頭が良くなるみたいなイメージがあると思いますけど、そもそも世界にある物事や現象っていうのはまだまだわからないことだらけですよね。
言葉にすらなっていない現象や、人間には認識できない物質なんかも沢山あるはずで、我々、本当に何もわかってない。
『知る』=『その事象を認識する』と定義してみると、人間の能力と寿命ではこの世の全てを知るには容量と時間がきっと足りなさそうですよね。
と考えると、「全部わかった」なんて状態は一生訪れません。
何かを1つ知ったら、必ずその先にある知らないことが何倍も増えるからです。
例えばコーヒー。
子供の頃には苦い黒い汁と認識していたものが、大人になったら美味しいと感じる。すると黒い汁でまとめていた液体に、いろいろ種類があることを知る。種類を知ると、豆の産地がどうとか、焙煎がどうとか。さらに産地の気候や地形、焙煎の手法…といったように、知れば知るほど知らないことがドンドン増えていきます。
知れば知るほど、その先の世界が広がっていく。
そう考えると、「この世の全てを理解した」「なんでも知っている」と自分で言う人は知の探究を止めた人であって、わかってる人ではないことがわかります。知の探求をやめて自分の世界を広げずに生きていけば、全てを知ったような気分になることも可能です。
知ることは、知らないことが増えること。
何かを学ぶ上で全部わかった感覚が生まれたら、それは慢心の合図。死ぬまでわからないことに囲まれて生きましょう🦉

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