モーリー物語 #6

海外で働くにはビザが必要で、定期的に更新が必要になる。もちろんサッカー選手もビザが必要なため、シーズン開始前にビザの更新のためドイツ人スタッフと共に外国人局へと出向く。

ドイツ語がほぼわからないので、こういう難しい事務手続きはドイツ人スタッフが手伝ってくれる。受付で書類を出して何やら難しい会話をしているが、段々と顔つきが険しくなっていく。

身振り手振り、早口で何かを…あっ、今のわかった。

手で顔を覆って天を見上げて絶対「マジかよ」って言った。

受付のおばちゃんは焦ってどこかへ電話をかけ、こちらのスタッフもテンパってどこかに電話をかけている。何か自分に関する緊急事態が起きていることは間違いないが何が起きているのかはわからない。

ドイツ人スタッフは、当時ドイツ到着時に僕を空港で出迎えてくれた日本人エージェントの山下さんに電話をかけていた。今の状況を日本語で説明してくれるようで、電話を受け取ったら山下さんが開口一番

「あのー。。。1回捕まることになったから」

捕まる?(1回?)

山下さんによると、どうやら今持っているビザの滞在期限が2日前に切れていたらしく、僕はドイツで不法滞在外国人となっていたらしい。

自分が置かれた状況を飲み込んだ頃に警察が到着。その場で手錠をかけられパトカーに乗せられた。

そして警察署で指紋を取られ、映画でしか見たことがない犯罪写真を撮らされた。

意図的じゃない不法滞在であることを警察も理解してくれたので対応はとても優しかったが、とにかく10日以内にヨーロッパから出ていかないと本格的に逮捕されるらしい。

さぁどうする!!

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